今回は、経済モデルについてです。
お金がなかった時代の経済モデルはこちらです。 物と物、サービスと
サービス、物とサービスの直接の交換が 地域コミュニティーの中で
やり取りされていきます。
こちらは、お金が生まれてからの取引です。 日々、私たちはこの
ような取引をしていますね。 お金と物、お金とサービスの取引です。
そして、これからの時代はこちらのような流れが生まれます。
共感コミュニティーの中で目に見えにくい評価や信頼や関係性
が直接的に物やサービスやお金と交換されていく社会です。
具体的な例に言うと、自身の経験・体験が 「情報」としてソーシャル
・メディアを流通し、人間関係が構築されてサービスやお金、時には
物とも交換されるような時代です。
例えば、昨年の東日本大震災では、FacebookやTwitterなどの
ソーシャル・メディアを媒介とした支援の動きはものすごい
ものがありました。
例えば、線量の高い地域の子供達を線量の低い地域に移動させ、
遊ばせるようなプロジェクトは、Facebook経由で多くの人的、
資金的、情報的支援を受け続けました。
つまり、被災という「体験」が「情報」としてネット上に流通し、
それが関係性や、ある一定の評価がつきます。それはFaxebook上
で言えば「いいね!」であったり「シェア」ですね。
それを見た、「支援したい」という方々がお金や物やサービスを
渡すという流れです。
ここで 私が重要だと感じることは、「体験・行動」が大きな評価
や信頼を生む「情報」となるということです。 高度情報化社会で
あるからこそ「体験・経験」の価値は益々あがっていきます。
そして、いずれは「お金をたくさん持っている人」=「豊かな人」
という定義から「多面的で多くの経験を積んでいる人」 =
「豊かな人」と再定義されてくる社会が来ると感じています。