世界の著名なブランド企業もクラウドソーシングを利用する機会が増えています。
To End 2013, Some Stats From The Crowdsourcing Timeline
特に、驚くべきことにクラウドソーシングのコンテスト形式で”動画”を制作する取り組みが増えているとのこと。上の図がそれを示すグラフです。
圧倒的に動画利用が多く、2番目がアイデア、3番目がデザインに関してのコンテストと続きます。
例えばコカ・コーラは、これまでの手法で映像を製作するよりもクラウドソーシングを利用して安く映像を製作する方が、900%も生産性が向上したとのこと。
今年は日本においても、映像業界、そして広告業界にクラウドソーシングの波が広がっていきそうです。
動画、そしてマーケティング責任者も…
2014年は動画の年ということで、改めて「動画マーケティングの重要性が分かる11の統計データ」の記事よりポイントを抜粋します。
・動画を観た人の46%は、後にそれに関係する何らかのアクションを取る
・動画を見た後、64%の人がその製品を購入する可能性が高くなる
・動画を観た人の80%は、過去30日以内にその動画を思い出す
・動画を観ている人は、動画を観ていない人よりも成約率が85%以上高い
・動画があるページとないページでは、最大800%もコンバージョン率が違う
・動画プロモーションは、印刷物やオンライン広告よりも6倍も効果的である
・動画の方が、リンクとテキストだけよりも平均して1200パーセント以上シェアされやすい
・オンライン及びリアル店舗に来た買い物客のうち10人中4人は、動画を観ている
・Eメールを送る際、動画を入れた方が開封率は5,6%高まり、クリック率は96.4%高い
マーケティングにおけるトップ、CMO(Chief Marketing Officer)をクラウドソーシングで調達する「ChiefMO.co」というサービスも開始されました。マーケティングにおけるクラウドソーシング利用は、2014年も引き続き飛躍的に伸びていきそうです。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」