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来年は再びオンライン動画に注目が集まります。
Ignoring video marketing?These 11 stats reveal why you shouldn’t
動画マーケティングにおける興味深い11の統計データがまとめられていたので、拙訳でご紹介。
・90%の人が、製品についてのビデオは意思決定の役に立つとしている
・管理職の59%は、テキスト情報よりもビデオを見る。また、管理職の75%が少なくとも週1度ネットで仕事に関係する動画を観ており、その65%がその後Webサイトを訪問し、50%が動画内の製品またはサービスを見た後に更なる情報を求める
・動画を観た人の46%は、後にそれに関係する何らかのアクションを取る
・動画を見た後、64%の人がその製品を購入する可能性が高くなる
・動画を観た人の80%は、過去30日以内にその動画を思い出す
・動画を観ている人は、動画を観ていない人よりも成約率が85%以上高い
・動画があるページとないページでは、最大800%もコンバージョン率が違う
・動画プロモーションは、印刷物やオンライン広告よりも6倍も効果的である
・動画の方が、リンクとテキストだけよりも平均して1200パーセント以上シェアされやすい
・オンライン及びリアル店舗に来た買い物客のうち10人中4人は、動画を観ている
・Eメールを送る際、動画を入れた方が開封率は5,6%高まり、クリック率は96.4%高い
いかがでしょう。ぱっと見、様々な印象があると思いますが、これからオンラインマーケティングにおいて動画はかかせまない、ということはよく分かります。
今年は、ブログに再び脚光が集まった年でしたが、来年は再びオンライン動画に注目が集まる年となりそうです。
好感を抱き、シェアをしたくなる動画
クラウドファンディングのランディングページにある動画は興味深く、プロジェクト内容を確認するのと同時によく観ています。
ちなみに私は、次のようなポイントが押さえられている動画に好感を抱きます。
・価値の発明を引き立たせる
→動画といっても、結局は「それをどうみせていくか?」という手段。まず、ピックアップするものの発明的価値ありきであり、それを引き立たせることに重点が置かれた動画は良い
・コントロールよりもありのまま、そして共感を
→人を行動をうまくコントロールしよう!という強い意図が感じられる動画は、嫌悪感を感じることが少なくない。どこまでも誠実にありのままに、そして深いところで共感、共鳴を感じさせる動画が良い
・分かりやすく、そしておしゃれに
→分かりやすく!は重要だが、そこにおしゃれな感じがないとシェアされにくい。シェアした人がセンスいいね!と周りから思われるくらいのおしゃれ度は出して欲しいところ
・音楽にも心を砕く
→その動画に流れるBGMは非常に大事。その音楽で、その製品、作り手の雰囲気まで顧客は敏感に感じ取る
・サムネイル画像に要注意
→動画をクリックするかどうかは、タイトルはもちろん、その動画が静止している時のサムネイル画像に大きく影響を受ける。サムネイル画像のセンスが良いとクリックしてみたくなる
これからも上記を満たす良い動画、クラウドファンディングプロジェクトはどんどん紹介していきたいところです。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」