デジタルクリエイティブの祭典 SXSW2014でオレオが行っている取り組みが面白い。
Oreo Uses Twitter to Make 3D Cookies at SXSW
3Dフードプリンタでオレオをプリントする自動販売機を置いています。12種類の味がプリントでき、注文すると2分以内でオレオを作ってくれます。
機械はこちら。クリームをこんな感じでのせていきます。
Custom Oreos #poweron #eatthetweet pic.twitter.com/9TxpaYtq9g
— Natanael Ortega (@NateOrtega22) 2014, 3月 9
Twitterのハッシュタグ#eatthetweetで自販機で購入したオレオについて皆ツイートしています。できたてオレオ。
3D printed @Oreo cookie #eatthetweet #daylightsavings #sxwi pic.twitter.com/28GlPSdpZt
— Zach Brandon (@preZBiz) 2014, 3月 9
このように多種多様なアイデアのもと、3Dフードプリンタは既存マーケットに大きな影響を与えていきます。
【参考】
・3Dフードプリンタ「Natural Machines」から今後の事業チャンスを見つめる
中食市場に3Dフードプリンタが浸透する可能性
家庭用の3Dフードプリンタ、また大規模工場に産業用の3Dフードプリンタが導入されることは当然考えられますが、近年忙しい人々の間に広がっている”中食マーケット”にも巨大な影響を与えていきそうです。
中食とは、元々調理された料理を家で食べるという食事形態。典型としては惣菜やお弁当をコンビニやスーパーで買ってきて、家で食べると言ったことですが、そのマーケットは6兆5,000億円を超え、ここ10年間は年間25%ずつ成長してきたとも言われています。
このマーケットにも3Dフードプリンタの影響が大きく及んでいくということです。
コンビニが3Dフードプリンタを導入し、「できたての○○」と銘打って販売するようなことはもちろん、地域のスーパーが惣菜の調理の一部を完全に3Dフードプリンタで行うという事例も今後生まれてきそうです。
3Dフードプリンタは近年の個食化、健康志向など様々なニーズに合わせて広まった中食マーケットにも相性がよく、今後様々な種類の機器が登場してきそうな予感です。