ついに、デスクトップ3Dプリンタの決定盤の可能性あり。
クラウドファンディングサイトKickstaeterで、デスクトップ3Dプリンタ「The Micro」が、5万ドルの目標額を11分で達成し、現時点で77万ドル(約7,700万円)の金額を調達しています。1億円はゆうに超えそう。
大きな特徴の1つは、「マイクロ」の名の通り、すごく小さいこと。これまでの3Dプリンタの中で最もスペース効率が高い仕上がりになっています。ちなみに造形スペースは4.5インチ(11.7 cm)立方。
これまでの3Dプリンタの中で最も消費電力が低く、かつ音もとても静かなところがいいですね。
家で使うようなちょっとした造形物、またプロトタイプの作成はもうこれで十分かも。
色は5色。自分の机、部屋に合わせてインテリアのように選べるところがいいですね。
教育現場にも重宝しそう。日本においてもこれくらいの性能及び価格を持つ3Dプリンタが一刻もはやく教育現場に配られることを願うばかりです。
3Dプリンタの百花繚乱時代
Roy Yahalomi // Colored Ceramic 3D Printing from Tal Hadar on Vimeo.
もうプラスチックの熱溶解式デスクトップ3Dプリンタは来るところまできています。後はフルカラー、また焼結タイプのデスクトップ3Dプリンタなどの登場を待つばかりといった感じ。
【参考】
・ついにレーザー焼結技術の特許切れ!3Dプリンタ革命の本番がいよいよ始まる
つまり、最終製品をつくり出すことが可能な3Dプリンタが、どの時点でどれくらい低価格で投入されてくるかというところが注目ポイントです。
また造形スペースの大きいものや素材の多様性というところでは面白いスタートアップも続々と登場してきています。
上の動画は、セラミックを熱溶解式で3Dプリントする機器を開発しているイスラエルのベンチャー「Studio Under」。造形物は80cm×80cm×85cmの大きさまで対応可能で、フルカラー対応もできるよう開発中。
3Dプリンタの百花繚乱時代。デジタルファブリケーションの潮流はとどまることを知りません。