音楽はインディーズマーケットが存在していますが、ものづくりを楽しむメイカーのためのインディーズ市場も存在しています。
こちらはメイカーズのためのハンドメイドマーケット「Tindie」。カテゴリーは、部品、ツール、キッズ、ミュージック、ホーム、アウトドアがあります。
例えば、スマホやタブレットPCのための太陽光充電システムなんかも販売されています。アウトドアの時1つあって、皆で共有できればいい感じですね。
これまで1万件のオーダーを達成し、現在2,000アイテムほど登録されています。気になる仲介手数料は、販売価格の5%です。
テーマごとコミュニティーションを取れるフォーラムも用意されています。こんな部品が欲しい!とか、販売者としての疑問をお互いフォローしあっています。
クラウドファンディング前の種がたくさん転がっている感じです。今後の広がりに要注目。
ハンドメイドマーケットとの業務連携もありえそう
ここ200年間続いている大企業の伝統的製品開発プロセス。それは力を入れた7つの企画のうち4つを実際に開発にし、結果的にリリースする製品は1つないし0.5個程度と言われます。そしてそこからヒットするようなものは、皆さんもよくご存知のようにほんの一握りです。
しかしこれからは、企画はそれこそ無数に存在し、開発段階からクラウドソーシングやTindieなどのインディーズコミュニティーを利用していく。そして在庫をできる限り持たずにクラウドファンディングを通じて、”売れる製品だけ”を販売していくというプロセスへと転じていきます。
この流れは、個人や中小零細企業、また大企業を問わず行われていくスタンダードな過程となるわけです。
また以前、2014年は「ハンドメイドとメイカーズの潮流が重なり始める年」となることを記事にしましたが、まさにこの潮流が現実の支流として流れだしています。
Etsyのような大手ハンドメイドマーケットには、カラフルなクラフト製品が溢れていますが、今後Tindieにも、益々カラフルな電化製品の種が並んでいき、それらを利用してハンドメイド製品を作る方々がより高度な製品の開発へと乗り出していくのでしょう。
例えば、Tindieで売られているハート型のLEDチェイサーキット500円。こういうものを利用した製品がEtsyにもたくさん見受けられる将来も近そうです。また、ハンドメイド同士ということで、EtsyとTindieの業務提携なんて話もありえないことではないのでしょう。