農業分野の情報革命は進みますが、こんな方向も見えてきています。
Basecamp Networksが開発している「IntelliScout」は、農業をリアルタイムサポートしてくれるGoogle Glass用のアプリ。
日々の農業記録を蓄積したり、畑や農作物の写真やビデオから、害虫や病気などを診断する。また降水量、湿度、風などの地域の細かな気候データを収集・表示してくれます。また、面白いのはこのようにトウモロコシを映すと、トウモロコシの粒の個数までカウントしてくれること。
これだけ見ても、いろいろな機能を追加していくことができそうですね。ウェアラブルにおける農業アプリは、様々な可能性を秘めています。
農家のスタイルが変わっていく
農業分野のWikipediaを作ろうとする取り組み「OpenFarm」はKickstarterにて7,500ドル目標でプロジェクト投稿し、結果1605人の支持を受け、2万4,000ドル(約240万円)の資金を調達しました。
「農業をやりたいけど、教えてくれる人がいない」「地域ごとの栽培情報を知りたい」「農業について議論したり、最新情報を学ぶ場がない」といった悩みを解決するために立ち上げられていきますが、まさにこのようなサイトがウェアラブルデバイスと高度に融合し、農業を支援してくれたら面白いでしょうね。
私の祖父母は、家の周りと山に小規模な畑を持って農業をしていましたが、その情報源は、ほぼTV番組と地域の人とのコミュニケーションでした。
祖父母が農業をする姿が頭をよぎる時、IntelliScoutやOpen Farmのようなものがあって、使い方にさえ慣れることができれば、かなり重宝しただろうなと思うわけです。この分野の益々の進化発展に期待です。