これは、目を輝かせる人も多いはず。机の上でなんでも作れる世界へ向けてまた一歩前進といったところでしょうか。
Kickstarterに登場した「5AXISMAKER」は、5軸のマシニングセンタを搭載したマルチなデスクトップファブリケーション機器です。
何がマルチかと言えば、こちらのように5軸制御のマシニングセンタとして、材料を削ることもできれば、
当然のように、3Dプリンタとして機能させることも可能。
また、ウォータージェットでの加工や、
ワイヤーカッターとして利用することも可能です。
ちなみにタッチプローブ、つまり、高精度で動く位置、寸法を測定することができます。
このようにデバイスのノズル部分を簡単に取り外し、機能を変えていくことができるわけです。
動作領域は、縦横高さがそれぞれ40センチメートル、また5軸を制御するオープンソースのソフトウェアも開発中とのこと。そして気になる価格ですが、今回のKickstarterでは4,499ユーロ(約63万円)から購入可能です。こちらの動画を是非ご覧あれ。
日本にメイカーズ革命の波が広がる時
スイスのSintratec社が、1台約5,300ドル(約53万円)ほどのレーザー焼結タイプの3Dプリンタを、クラウドファンディングサイトindigogoに登場させる予定という記事を書きましたところ、反響は思っていたよりも大きく広がりました。
【参考】
・ついにレーザー焼結タイプのデスクトップ3Dプリンタが数十万円代で登場する
日本において、メイカーズ革命の波に乗り込んでいる人は、まだまだ一握りと言ってよいでしょう。しかし、その一握りも、TwitterやFacebookが一挙に広がったのと同じように、あるティッピングポイントを抜ければ、日本独特の加速性を持って広がりきることは明らかです。
そのティッピングポイントの息吹を、これらの記事の反応から感じるわけです。2014年の今年は、クラウドソーシングがティッピングポイントを超えて、大きな広がりを生みました。
さて、メイカーズ革命の真の波は、来年か再来年か。日本においてもカウントダウンに入っているのは確かです。