誰もが気軽により良い医療サービスを受けられる世界へ向けて。
ドイツ発の「Medigo」は、他国の医療サービスをより簡単に受けられるようにするための医療観光支援プラットフォームだ。
国や自身の持っている症状に合わせて、例えば、インプラントを行う歯医者や体外受精を行う病院などを検索することができる。
国際的に評価の高い病院が登録されており、更にそれぞれの医療機関を比較してすることも可能だ。
Medigoを通して、無料で各クリニックに連絡をとることができ、実際に医療サービスを受けるとなれば、Medigoが飛行機のチケットや泊まるホテルなどのフォローも24時間体制で行ってくれる。
グローバル化の波は、医療分野においても益々大きく拡大していく。
健康観光における日本の可能性
今年も外国人旅行者の数は大幅に伸びそうだ。昨年1,000万人を超えて大騒ぎをしていたが、今年は1,300万人を超える勢いとのこと。
一方、日本においては、こういった医療観光を受け付ける体制が、なかなか整っていないようだ。よって、この辺りをサポートするスタートアップが登場すると面白いだろうと思っている。
また更に、最近では、医療サービスを受けるというものではなく、健康観光という、予防医療的側面も兼ねた旅行マーケットにも光が当たり始めているようだ。
健康長寿大国日本が持つ、カルチャーや観光資源に、健康に関するものは多い。日本食や温泉など、直接カラダにアプローチするものもあれば、心のための茶道や華道なども1つ興味深い資源となるに違いない。
経済大国日本から、文化大国日本へ。私たち世代が見つめるべきビジョンは、この辺りにも1つ存在するはずだ。