利用していない土地が地域に溢れかえる中、その再利用方法が重要な課題として浮かび上がっている。
私の実家の山にある田畑は、もうかれこれ10年近く放置されたままだ。どうにかうまく利用できないだろうか…そんな悩みを抱えるのは私だけではないはずだ。
そんな中、1つヒントとなる事例が登場した。米国のスタートアップ「CloudSolar」は、スマホを経由し、遠隔で太陽光パネルを管理するというコンセプトで立ち上がったサービス。メンテナンスや電力の販売等も全てCloudSolarが協力してくれる。
現在、クラウドファンディングサイトindiegogoで資金調達も行っているが、ここから安く購入したパネルは、使っていない自身の土地に設置するか、CloudSolarの土地に設置する。25年間発電が可能で、3ヶ月ごとに売電したお金が支払いが振り込まれるという仕組み。ちなみに、CloudSolarに支払う手数料は20%だ。
以前、エネルギー業界のAirbnbと称してオランダの「Vandebron」をご紹介した。
オランダ発の「Vandebron」は、農家から再生可能エネルギーを購入することのできるP to Pのプラットフォーム。風力、バイオマス、水力、太陽光発電の中から選ぶことができます。もちろん、どの発電方法を選んでも途切れることなく安定した電力供給が可能。
引用元: 共有経済の電力プラットフォーム!エネルギー業界のAirbnb「Vandebron」 | Social Design News.
このシステムが遠隔で起動するようになれば面白い。つまり、田舎の使っていない土地に再生可能エネルギーの発電設備を設置して、地域の電力供給を100%地産地消にするため遠隔でお手伝いをするのだ。
日本においても、来年から電力の完全自由化が始まる。電力会社への売電ではなく、地域の必要なあらゆるところに、再生可能エネルギーを供給できるようになっていく。今後この領域は、音を立てて劇的に再構築されていく。
【クエスチョン】
・再生可能エネルギー×スマートフォンという発想で、これまでにない新たなサービスを考えてみよう!