電気自動車の充電スタイルが変更されるかもしれない。充電スポットに行かなければ充電ができないという不便な時代から、充電のために駐車している場所まで移動してきてくれるという未来だ。
米国のFreeWire社が開発した「Mobi Charger」は、充電ロボットが自立的に動き回り、駐車されている電気自動車に充電を行う。
こちらの充電ロボット1台につき、1日8台の充電が可能だ。
ビジネスモデルとしては、次のようなものになる。
通常、充電システムは多額の初期投資が必要な固定資産。それを「サービス」という流動費へと変更する。充電及びロボットの管理やメンテナンス、そしてデータ解析などのサービスをトータルで提供する。
また、建物のエネルギー管理システムを導入し、蓄電を電力の安い時間に行うなどをすると、結果的にコストを年間最大4,400ドルも削減できるという。
また、未来の可能性としては、充電ロボットに太陽光パネルを付けたり、風力発電システムを搭載して、蓄電における多様性、柔軟性を持つかもしれない。日光の強い日は、太陽光で蓄電しながら充電、風力が強い日は、風力発電で蓄電しながら充電など、ロボットが自身の充電をハイブリッドにデザインしていくのだ。便利さとともに、環境負荷0のシステムに進化していくことを願いたい。
【クエスチョン】
・資産への投資が必要な事業を、ロボットなどを利用したサービス型で提供できないか、事業アイデアを考えてみよう!