会議の記録作業は、手間である。書いて編集して、シェアをする。とにかく、「記録」と「編集」が手間なのだ。
「Listening Table」は、会議や打ち合わせ、ブレストなどその場の会話を録音、ダイジェスト編集をしてくれるデスク。
会議中に、大事だと思うところで、机をタップ。するとマーカーが付けられ、その前後30秒を自動的に、音声とテキストでダイジェスト保存してくれる。
そのダイジェストは、このようにモバイルデバイスでいつでも確認することが可能。
打ち合わせに参加できなかった人に、概要をテキストでシェアするだけでなく、ダイジェスト音声までも伝えられることは理想的。その場の雰囲気、空気感までを含めて、大切な打ち合わせも少なくない。
これまでも、確かにスマホで録音という方法もあった。しかし、全てを録音して残しておくのも煩雑である。メモリーの問題もある。やはりダイジェスト盤が残されていくことがベストだ。
私たちは、誰もが1日24時間しか持っていない。その時間を最大限活かすために、日常をいかに自動編集していくか。生産性を高めるための重要な問いである。
仕事をしよう!と思って仕事をする時代から、生活そのものが、自然に仕事にもつながっていく時代へ。そのためには、記録と編集、文脈作りまでが半自動的に行われることが望ましい。
Apple Wachのようなウェアラブルデバイスも、そういった仕組みづくりに一肌脱いでくれることであろう。このような細かいけれど大切なワークプロセスイノベーションには、今後も注目したいところ。
【クエスチョン】
・仕事中の煩雑さを書留め、それを解決するための新たな製品やサービスのアイデアを皆で話し合ってみよう!