モノ作りの民主化は、よりクールで身近な現実として広がっている。書籍「BROOKLYN MAKERS ブルックリンに住む職人・クリエイターたちの手仕事と暮らし」は、それを感じられる一冊。次世代の職人、働き方の世界観を感じたい人にはおススメだ。
さて、作ったモノを製品として販売したい。3Dプリンタ時代に、未だに小さな壁が立ちはだかっている。プロトタイプではなく、最終製品を作る手間をどのように削減するのか。そのためのアイデアとテクノロジーはまだ不足している。
Kickstarterに登場した「Orbit1」は、そんな問題に光を当てる。電気メッキ技術で、3Dプリントしたモノを、最終製品にまで仕上げることができるのだ。
まず3Dプリントをしたものを、キレイに磨く。
導電性の塗料をオブジェクトににスプレー。
スマホから、メッキ開始のボタンを押す。
すると、このようにOrbit1が起動し、メッキが始まる。
通常、電気メッキは多くステップに別れている。しかし、Orbit1は、それを単純な3ステップにまとめた。
メッキは、平均で2時間程度と高速で完了する。販売するとなると、アクセサリーなどは現実味がありそうだ。
価格は、1,999ドルから。メッキの民主化は、メイカーの可能性を大きく広げるに違いない。
【クエスチョン】
・どんなオブジェクトをメッキしてみたい?メイカーズ時代の可能性により広く目を向けよう!