人工知能のサポートをベースに農業をやる。これは近未来の”当たり前”である。
さて、宇宙飛行士、宇宙旅行のための食糧調達の仕組みに、面白い提案があったので、ご紹介したい。
「AstroGro」は、宇宙での快適な食事を提供するためのAIを搭載したマイクロプランターだ。
プランターは3Dプリンタで印刷したもの。植物に適した、光度、温度、湿度、水分量が自動で調整されていく。よって、新鮮な野菜を宇宙で簡単に育てて、食べることができる。
操作は、スマホなどのデジタルデバイスで可能。食事に多様性をもたらすのと同時に、空間に酸素を作ること、また心的作用にもプラスの効果がある。
水やプランターの再利用など、宇宙船の中で持続可能な食糧生産モデルを構築できるかの大実験でもある。
3Dフードプリンタの普及の可能性を開いたのは、NASAが出資した「ピザを作る3Dフードプリンタ」だった。
【参考】
・NASAが3Dフードプリンタへ出資。3Dプリンタで作った世界初の美味しいピザを作る!
AIを高度に利用した食糧生産システムは、宇宙関連事業から、ヒントが生まれてくれるかもしれない。宇宙旅行の値段は、劇的に安くなっていくが、その流れの中に、都市農業の新たなイノベーションの萌芽があるのかもしれない。
【クエスチョン】
・野菜を手間なく育てられるマイクロプランターは欲しい?どんな野菜を育てたい?想像を膨らませてみよう!