遠隔医療がいよいよ日本でも動き出す。
厚生労働省は、テレビ電話などで患者を診察する遠隔医療を原則として認めると明確にする。近く同省の局長通知を見直す。遠隔医療が広がれば、医療機関が近くに無い患者にとって便利になるほか、医師がリアルタイムで患者の状況がわかるため適切な治療をしやすくなる。
Social Design Newsでも遠隔医療に関するニュースは様々取り上げてきた。
【参考】
・医療革命!遠隔医療サービスの本命「PlushCare」がサービス開始!
・スマホと連動して、ログを管理できる世界初のスマート聴診器「Stethee」
さて、遠隔医療サービスが広がっていけば、そこにまつわる様々なサービスが、日本においても生まれてくる可能性は高い。1つは、医療分野における共有の波だ。医療機器をシェアするサービス「Cohealo」は、米国で順調な広がりをみせている。
【参考】
・医療分野にも共有の波!病院の医療機器をシェアするサービス「Cohealo」
そして、新たな配達網・物流網も生まれてくるはずだ。サンフランシスコでリリースされた「TinyRx」は、医者で処方された薬を、代わりにもらって届けてくれるサービス。
「病院に薬を取りにいかないと…」その言葉は、日常的に耳にする言葉だ。しかし、誰もが薬をもらうためだけに、病院や薬局に通い続けたくはない。現在、TinyRxの初期利用者は、6ヶ月間無料で薬の配達をしてもらうことができる。
遠隔医療から生まれる新たなサービスの生態系に要注目だ。
【クエスチョン】
・遠隔医療社会を想像し、どんなサービスが必要になるのか、皆で話し合ってみよう!