未来のユーザーインターフェイスのスタンダードは?それを競う激しい開発競争が、世界中で行われている。
今回は、「住空間」というものに紐づかせいたデバイスをご紹介したい。「Knocki」は、机や壁などをノックすることで、家中の様々な機器を動かすことができるスマートデバイスだ。
家の中では、電気のリモコン、テレビのリモコン、エアコンのリモコンを手にとる手間、また時にどこにあるか分からず、探しまわる手間が存在する。
しかし、Knockiを設定すれば、自分がいる場所で次のようにノックをするだけですむわけだ。
ベッドから机を叩きコーヒーメーカーを動かすこともできる。
ちなみに、Knockiはスマホやウェアラブルデバイスを通して動かす必要もない。
世界は今、テクノロジーと人間の関係性を模索している。人間とは一体何か?という定義の違いによって、生まれてくるデバイス、ユーザーインターフェイスの違いも生まれてくる。
今、行われている開発競争は、実は、その会社の人間観の違い、深さの競争とも言えるのではないだろうか。アナログとデジタル、自然と人工、これらのバランスをどのように取ることが最適なのか?この命題の懐は、実に深い。