捨てられていく不揃いな野菜や果物たち…。農作物の約20%が、そのような無惨な目にあうという。しかし、経済性から考えて、それは農家にとってやむをえないことだった。
一方、情報密度の高い世界では、この問題を解決できる可能性がある。米国・カリフォルニアに立ち上がったソーシャル・ベンチャー「Imperfect」は、カタチの整わない野菜や果物を集めて販売する会社。
イチゴにしても、こういうカタチであれば、通常出荷できない。
Imperfectはカリフォルニア中の農家と提携し、これらの不揃い野菜を集めてくる。そして、通常買うよりも30%安い価格で販売していく。現在は家庭へ定期販売が基本のようだ。価格は12ドル〜18ドル。送料は3ドルだ。
見た目を気にしないという消費者も少なくないだろうし、30%安いなら購入したいと考える人は多いだろうと思う。様々な角度で、農産物の流通及び消費の最適化が進んでいく。