超高齢化社会へ向かう中で、認知症対応の深刻さは時を経るごとに増している。
「Ode」は、そんな社会の中で、注目すべきコンセプトを提案する。それは、食事の時間に合わせ、料理のよい香りを発し、食事の時間を忘れないようにするのと同時に、食欲を促進させるためのツールである。
認知症になると、食事をすることを忘れてしまい、体重が減少したり、時に軽い栄養失調になってしまうこともある。それが、更に自身の持病を悪化させることにつながるという。
しかし、Odeがあれば、そのようなリスクを削減することができるということだ。
高齢者が最期まで幸せに時間を過ごしていけるかどうかは、その文明の成熟度を計る最大の要素の1つだろう。シニアが苦しんで生活しているような社会で、いくら「成長」を叫んでも、それはことごとく虚しく響くだけだろう。
認知症をサポートする画期的なプロダクトが、どんどん出現してくることを願いたい。
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