趣味の定番と言えば、読書にカラオケに釣りに…そして何と言っても「楽器」だろう。しかし、習うまでのハードルは意外と高い。
学ぶ時間はもちろん、教室を選ぶ手間に通う移動時間、また先生との相性…そして、月謝だってそれなりにする。
「Skoove」は、そんな”壁”に挑むピアノレッスンサービスだ。アプリを起動し、PCとMIDIキーボードを接続。最新のヒット曲からクラシックまで、自分の好きな曲を選択し、ミニマムステップから練習を開始できる。
また自身の演奏は録音され、改善点や課題を意識しながら繰り返し学習ができる。まさにオンラインプライベートレッスンを、いつでもどこでもアプリ経由で受けられることを意味する。特定のレッスンは無料、フルアクセスできるプレミムコースは月額9.95ドルかかる。安いだけではなく、いつでも気軽に辞めることができることもメリットだろう。
さて、これはどんなトレンドを現しているかというと、人間の行動学習の支援におけるイノベーションである。これからは単なるインプットではなく、アウトプットを緻密にフォローしてゆくサービスが増え、支持を受ける。
ピアノレッスンだけでなく、文章だって同じようなサービスを考えていけるだろう。どこをどう表現ができる可能性があるか?を自動、かつリアルタイムで提案してくれるようなサービスがあれば、使いたい!という人は少なくないはず。もちろん、提案の背景にあるビッグデータは、ジャーナリストや評論家、編集者、また日本最高峰の文士たちの歴史的文章だ。
インプット支援からアウトプット支援へ。時代は、行動の価値を最上位に据える。
オンラインサロンでもっと深い情報と交流、コラボレーションを。
「Social Design Salon」