モバイル型バイクカフェチェーン店「Wheelys Café」がクラウドファンディングサイトindiegogoで、「Wheelys 4」を発表した。
Wheelysシリーズは、大手カフェチェーンよりも100分の1の価格で、出店を可能にしたバイクカフェ。現在、50の国々にお店がある。
Wheelys Caféの魅力は、オーナーが簡単にバイクカフェをスタートできる手軽さ。試行錯誤をしながら進化させてきたバイクカフェは、アプリ連動させたマーケティング、どこにでも移動できる柔軟性、そしてブランド力までもが徐々に伴ってきている。
コスト面だが、50万円に満たない初期投資と、月額199ドルをWheelys本社に支払う仕組み。1日に700ドルほどの売上げを立てることお店もあり、通常働いているよりも高い給料を手にする人達も少なくない。
【参考】
・フランチャイズシステムを再発明し、新しいワークスタイルを提案する「Wheely’s Cafe」
・携帯販売とフランチャイズビジネスにイノベーションを起こせるか?「Wheelys Cafe」の挑戦
元々、太陽光で電気を調達するというシステムは搭載されていたが、今回のバージョンアップでそれが更に進化。環境への配慮がより一層されるモデルとなった。
お店の配色は、高級感を演出する黒へ。ソーラーパネルもより大きく。
汚染された空気を浄化するシステムと、風力発電システムまでもが搭載された。
風が吹けばクルクルまわる発電用の黒いプロペラ。
こちらから、浄化した空気が出ていく仕組み。
Wheelys Caféは、Airbnbのように、新たな働き方を生み出すカフェチェーンとして世界的に注目されるようになってきている。エコモデルとして進化を遂げてきたWheelsシリーズだが、Wheels 5もしくは6が登場する時には、AIが搭載されてくるのではないか。そんなことさえイメージができる。
今、問われていることは、人間とロボットの恊働スタイル、そしてカルチャーとしての働き方だ。Uberは”今”は仕事を生み出しているが、自動運転社会では、仕事を生み出さないかもしれない。しかし、AIが浸透しきった社会においても、AirbnbやWheelys Caféは、人間に”新たな働き方の文化”を提案し続けてくれる可能性がある。
Airbnbが世界一の宿泊プラットフォームになったように、Wheelys Caféが世界一のカフェプラットフォームになることだって考えられるかもしれない。
21世紀の働く文化はどうなるのか?現代の働き方は、”経済”という側面はもちろん、”文化”という角度から捉え、語っていく必要が出てきている。
Wheelys Café : Web / indiegogo
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