フランチャイズモデルは、経済が右肩上がりに成長している時には良いけれど、経済が伸びない時代には適さない。そう言われて久しいですが、こんなモデルはいかがでしょう。
ソーラーシステムを搭載したモバイルカフェ「Wheely’s Cafe」が、フランチャイズモデルを再発明する!として、クラウドファンィングサイトindiegogoにて資金調達を開始しています。
このような身軽な自転車スタイルで、コーヒーや軽食を販売するウィーリーズカフェは、これまでのテスト期間中に1日150ドル(約1万5,000ドル)から300ドル(約3万円)の利益を出してきたとのこと。
そして、この図も面白い。各大手フランチャイズシステムで開業にかかるコストの比較です。マクドナルド40万ドル(約4,000万円)、スターバックス25万ドル(約2,500万円)、サブウェイ15万ドル(約1,500万円)、そしてウィーリーズカフェがわずか3,000ドル(約30万円)です。
若きエコ起業家よ、環境に優しくなく、コストの高い巨大なフランチャイズシステムに挑戦していこう!と呼びかけています。
ただこれって自分でやればいいんじゃないの?という疑問を持たれる方のために強調しているのは、「Wheely’s Cafe」は今後世界的なネットワークを作り、かつブランドとして認知を拡大していくとのこと。
結果、現在のマクドナルドやスターバックスのように、集客力を持つブランドにしていくと主張しています。自分でノーブランドの自転車カフェをやるよりも良いでしょ?という提案です。
ちなみにindiegogoにて資金調達をしている今のタイミングであれば、1,800ドル(約18万円)からこのフランチャイズシステムに加入できます。
更に、興味深いところは「これは職業という域を超えた、ライフスタイルだ」という点。”自分の人生を自分に取り戻す革命”と称される新しい働き方の潮流は、このようなカタチでも広がってきています。
もう一度「カフェ×クラウドシーシングの可能性」
PHOTO: Man with tablet from Shutterstock
クラウドソーシングサイト大手ランサーズさんが企画・編集して出版した書籍「時間と場所にとらわれない新しい働き方」に掲載された20人のライフスタイルのうち2人が、「カフェ×クラウドソーシング」というワークスタイルでした。
世の中カフェをやりたい方は多いですし、「カフェ×クラウドソーシング」は今後、新しい働き方の1つの選択肢となるかも、と以前記事で書きましたが、ウィリーズカフェのようなスタイルであれば実現可能性も高まるでしょうね。
【参考】
・「カフェ経営×クラウドソーシング」というワークスタイルの可能性
天気の良い晴れの日は、自分の好きな場所に行って、ウィリーズカフェをやる。運動にもなりますし、春や秋の晴れの日は気持ちいいでしょう。もちろんパソコンも持っていれば、空き時間はちょっとした仕事もできるはず。
ウィリーズカフェは、21世紀型フランチャイズモデルの再発明への挑戦、そしてこれからのワークスタイル、ライフスタイルの提案とも言えます。
さて、4/24(木)に書籍「時間と場所にとらわれない新しい働き方」の出版記念パーティーにてゲスト出演します。ご興味のある方は、是非起こしください。
ランサーズ【時間と場所にとらわれない新しい働き方】出版記念パーティin東京