2012年末、世界最大の3DプリンターメーカーであるStratasys社と、イスラエルの3DプリンターメーカーObjet社が合併し、時価総額約30億ドル規模の会社が誕生したことが、大きなニュースになりました。
2013年は、3Dプリンタ業界に様々な合併、買収の話題が持ち上がってくるだろうな、思っていました。そこで早速ですが、3Dシステムズ社が、フランスのコンシューマー向け3Dプリントサービスを展開するCOWEB社の買収を発表しました。
COWEB社は、顔写真をアップロードしてフルカラーフィギュアを作る、3Dプリントサービスを提供しています。
こんなふうに、かっこいいサッカープレイヤーバージョンのフィギュアが作れたり、
お姫様バージョンのフィギュアを作ることもできます。
フォギュアの大きさは12〜14センチ程度。価格は99ユーロです。こちらも子供を持つご家族には、人気になりそうなサービスですね。
また、このように小さなキーホルダーを3Dプリントするサービスもあります。こちらの価格は、29,9ユーロ。
そして、シーンに合わせた下の画像のような3Dプリントサービスも提供しています。部活の後輩が先輩にプレゼントする、なんていうものニーズがありそうです。
今年は、大手3Dプリンタ会社が、コンシューマー向けサービスに大きく乗り出していく年にもなりそうです。
2013年は法の整備にも期待
2012年11月、3D Systemsは、精密かつ低コストな3D プリンタ「Form 1」の製造元であるFormlabsとKickstarterを特許侵害で訴えました。
Form 1はKickstarterで、300万ドルも集めた期待の製品だったので、業界に大きな波紋を呼びました。
3Dプリンタ周りは、まだまだ法的に整備が不十分なところが多いです。2013年は、この辺りにもメスが入ってくることでしょう。
多くの人が納得できる、早急な法整備を望みます。