これは面白い!工業デザイナーのジョシュア·ハリス氏が、3Dプリンタを使い、家で服を製造する2050年のコンセプトを発表しました。
design-for-2050-clothing-printer
流れはこうです。
まず、WEB上から服のデザインデータを購入し、ダウンロードします。当然3Dプリンタには、衣類を印刷するための糸が素材として入っています。
またこちら、衣類の洗浄機能と乾燥機能もついています。つまり、新しいカタチの「乾燥機付き洗濯機」でもあるわけです。
そして、なんと衣類をそのまましまっておける「クローゼット機能」までも持たせています。つまり収納にもなってしまうとのこと。すごい発想…。
これはシンプル&クール!是非、実現してもらいたいコンセプトですね。
「衣類」の未来と新たな価値
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これだけソーシャル・メディアが生活に融合し、今後Google Glassのようなものを多くの人が身につける社会において、「衣類の価値」は相対的に下がっていきます。
これまでは、仕事においてもプライベートにおいても、その人のファーストインプレッションや、見た目は、非常に大きいものがありました。当然これからも重要な要素であることは変わりませんが、ソーシャル・メディアを通して、その人の本音や考え方、状況などの全体像を把握することの重要性が高まっています。
つまり、見た目や衣類における個性よりも、ソーシャル・メディアで個性の全体像を把握することに大きな比重が置かれてきているわけです。
そうなると衣類の今後の価値はどうなるのか?これは当然オンリーワンかつオリジナリティーが追求される世界へと突入していくことでしょう。
しかし、現在においてオリジナリティーを追求しようと思っても、正直お金がかかります。
今後、ジョシュア·ハリス氏が示したようなコンセプトが実現し、オリジナリティーがより安く速く手に入れられるようになれば、衣類もまた新しい価値を示すことができるようになるでしょう。今後の製品化のプロセスに期待です。