Kickstarterに、メガネや画面の必要ない「ホログラム機器」開発プロジェクトが投稿されています。
HOLOVISION: A Life Size Hologram
米国カリフォルニアに拠点を置くProvision Interactive Technologies社が開発しており、空間に150cmほどの人間サイズのホログラムを投影することができます。
こちら「等身大のホログラフィックディスプレイのための最初のアプリケーションとなる」と宣言しています。小型化を目指し、家庭用ゲーム機や商業施設をはじめ、様々な場所での利用を考えている模様。
この動画は、インスピレーションが湧くのでおススメ。立体ホログラフィック技術の可能性を感じ取れます。
ちょっと気になるのは、チャレンジ金額。95万ドルとは、中々大きなお金。しかし、達成できなかったとしても注目していきたい技術です。
3Dプリンタと立体ホログラフィック技術の合流地点
こちら以前もご紹介したMicrosoftの研究部門”Microsoft Research”が発表した、3D映像を手でつかんだり動かしたりできる「Holodesk」。
【参考】
ジェスチャーで3Dデータを作り出すShape-It-Up。そして近い将来、仮想物体とリアルな物体は限りなく近づく
スマホやタブレットPCから浮き出たホログラムを触りながらショッピングをするなんていうことも当然考えられますが、それだけではまだ弱い。
ただ空間に浮き出るだけの立体ホログラフィックを商業利用するというのはインパクトが薄く、多くの人がわざわざ使うことはないのだろうと思います。
しかし、仮想物体が現実の物体に近づくプロセスにおいて、それは社会を変える大きなインパクトになるはずです。映し出されたホログラムが「質感」や「重さ」を実現できる時が来た時は非常に面白くなるということです。
そして、3Dプリンタで作ったリアルな物体と、これらのホログラフィック技術が重なったところに面白いモデルが多数登場してくると感じています。