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「バーチャルコラボレーションこそこれからの最重要スキルの1つ」という話をしてきていますが、その中で「バーチャルアシスタント」の活用も必須になってきています。
バーチャルアシスタントとは、オンライン経由で仕事をサポートしてくれる秘書的な役割を持つ人のことです。
こちら米国ハフィントンポストの記事で「バーチャルアシスタントを利用しきれないと、仕事は伸びていきませんよ」という話。
Partner With a Virtual Assistant to Grow Your Business
例えば、下記のようなことをバーチャルアシスタントに任せることで、自分が集中すべきところに力を入れ、仕事を成長させてきたとのこと。
・Facebookのターゲット広告
・イベント情報掲載やチケット販売ができるEventBriteの設定
・ニュースレターやキャンペーンの自動応答設定
・マーケティングのための画像製作
・ソーシャルメディアへの投稿
・製品およびサービスのリリースタイムライン設定
・Webサイトの更新
・文書のフォーマット作成
ざっと見ても、確かにこの辺りはリアルで事務スタッフを雇うというよりも、バーチャルアシスタントにお願いした方が良い領域でしょうね。安くそして素早く対応してもらえます。
私自身、Web系のバーチャルアシスタント若干1名に手伝ってもらっています。これはもう、私にとって必須となっていますね。
バーチャルコラボレーションマネジメントという新分野
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「バーチャルアシスタントにお願いすることは何か?」まず、自分の仕事を分解することから始まります。
一日にいったいどんな作業をしているのか?それぞれにどれくらいの時間を使っているのか?これを調べるところから始まります。これを面倒くさがっては、それで終了です。ここを細かく把握していきましょう。
また、「自分自身の仕事の中で最も価値の高い仕事は一体何なのか?」そして、「自身のコアスキル」は何か?を認識する必要があります。それに集中することが大切です。できない仕事はクラウドソーシング等で調達。これがこれからの「普通」です。
当然、新しい仕事の場合、作業に関してもバラバラですし、そもそもどの仕事、スキルの価値が高いかが分からない…なんてこともあるでしょう。また事業のピボットは当然ですので、それはやりながら見極めていくことが必要です。
いずれにせよ、現在は「タスクデザイン」を再設計いくタイミングにきています。これを怠っては、経営が成り立たなくなる時代なのです。
つまり、バーチャルアシスタント、バーチャルコラボレーションにおけるタスクデザインこそが、企業はもちろん、個人やチームの最重要課題の1つだとということです。
ここからも分かりますが、働き方が変わる中で「経営論」そのものが根底から変革していきます。 結果、「バーチャルコラボレーションマネジメント」というような新分野があらわれて、隆盛を極めていくことでしょう。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」