ランサーズさんが、攻めてます!企業との提携を加速させ、日本独自の”ニューワーキングエコシステム”(新しい働き方の生態系)を構築中。
・ChatWorkがクラウドワークス・ランサーズと提携、有料プランの無償提供を開始
→ランサーズ登録者向けの福利厚生サービスにチャットワークの無料オプション
・GMOイプシロン社とランサーズ社が提携
→2万3,000店舗のEC事業者に、より簡単にクラウドソーシングを利用してもらうため(デザインやコーディング、ライティングなど)
・イー・ガーディアン、ランサーズのシステムを使って従業員の在宅勤務を実現
→カスタマーサポート業務に携わる従業員に対し、ランサーズ時給制を導入。在宅勤務を可能に
・インテリジェンス、フリーの技術者集めて開発受託
→インテリジェンスに登録しているIT技術者とランサーズに登録しているランサーが連携して大型案件を受注していく
その他にも企業向けのクラウドソーシングコンサルテーションサービス「ランサーズ for Business」も開始されているので、これをB to Bにおけるフロントエンドサービスとしながら、水面下で強固な提携の可能性が模索されているのでしょう。
この提携幅を見ていただいても分かりますが、いかにランサーズさんがビジネスというレイヤーの上位にある”働き方”にコミットしているかが分かります。
ビジネスというレイヤーから見れば、競合の動きも意識しつつ「はやく海外に!」と言う思いもあると思いますが、企業と個人をうまくつなげる”鎖”としての役割に力を注ぎつつ、ハイコンテキストな日本独自のクラウドソーシングエコシステムを作りつつあります。
oDeskとElanceが提携したので、次の一手に注目が集まるところではありますが、マーケット規模で2番目となる日本。ランサーズさんの積極展開から、実はクラウドソーシング先進国になるのは、日本なのかもしれないと思う今日この頃です。
それぞれのサービスが働くプラットフォームへと進化
Facebookが、「今すぐ寄付ボタン」でクラウドファンディング参入へ第一歩を記し、クラウドファンディング大手Indiegogoは、クラウドソーシング進出を目論んでいます。
現在進んでいることは、ソーシャルメディア、クラウドソーシング、クラウドファンディング、メイカーズ、バーチャルマネー(Bitcoinなど)が高度に連携を深めていくトレンドです。
結果、想像を超えた21世紀の働くプラットフォームが、眼前に現れてきます。
それぞれが自社のコアサービスの拡大に急ぎつつ、どのようにバランス良くその他のサービスを連携させていくのか?新しい時代の働くプラットフォームへと進化していくのか?ここに注目しています。
今年は、そのイメージが具体的に見え始めてくる年。誰にとっても要注目の大トレンドです。