はてさて、このモデルは大きくスケールしていくのか。
畜産業者とレストランをつなぐサービス米国のスタートアップ「AgLocal」が、130万ドル(約1億3,000万円)の資金調達を行いました。
そして、サービスを大きく刷新。個人消費者に品質の高い食肉を定期宅配するモデルへとピボットをしました。
ファミリーパック、バーベキューパック、ヘルシーパック、農家の厳選パックといった4種類から選びます。プランは、毎月85ドル毎月約2キロを届ける85ドルのプラン、また毎月約4キロを150ドル(約1万5,000円)で届けるプランがあります。
最終的には、地域の畜産、農家を支援するためのEtsyのようなサイトを目指していくということ。実際にこのモデルは支持され拡大していくのかどうか?
日本は人口減少していきますし、単身世帯が多い中、お肉の定期宅配マーケットが広がるかと言えば、限定的かもしれません。が、直接畜産業者とつながりながら健康的なお肉を食べていきたいというニーズはあるはず。AgLocalを含め、この辺りのサービスにも、今後注目していきたいところです。
世界で起こる生鮮食品の流通革命
鮮魚業界の伝統的な流通システムを、情報化によって再構築をしていこうとしてる「八面六臂」さん。畜産業界にも同じように情報革命の波は押し寄せてくるでしょう。生鮮食品の流通革命は今後益々激しくなりそうです。
また最近、感じていること。それは、地域のスーパーや八百屋、魚屋の商品をリアルタイムでスマホからチェックできないかということ。
主婦はもちろん、一人暮らしをしていても、いつも利用するスーパーや行きつけの八百屋みたいなものを持っている人は多い。また、魚はここのお店、お肉はここで、なんて食品の種類によって、買うお店を分けているような人もたくさんいます。
新聞を取らない人も増えていく中、地域のチラシを見るという文化はなくなりつつあるし、チラシを出していないような小さなお店もたくさんあります。
自分が知りたいお店を登録しリアルタイムチェックできるアプリなんかがあると良いな、と思う今日この頃。LINEがビジネスアカウントLINE@を無料提供し始めましたし、この辺が進化していくとそんなこともできるようになるのかも。いずれにせよ、今起こっている巨大な流通革命からは目が離せません。