写真だって、定期購入サービスのニーズ、ありそうです。特に子供や孫のいる家庭、また、写真が趣味の人には。
こちらは写真を定期購入するサービス「Timeshel」。スマホで、撮影した写真を毎月30枚ピックアップ。
月額14.95ドル(約15ドル)で30枚の写真が白いプラスチックケースで届けられます。
スマホで撮った写真はデジタル上に保存されているだけで、プリントするタイミングが正直分かりません…。
でも、大切な写真はやっぱりキレイにプリントして残しておきたいもの。
もっと言えば、どの写真を印刷するといいかを相談できたり、撮影や写真加工のアドバイスなんかができれば更にいいかも。そんなサービスになってきたら契約してしまうかもしれません。
定期購入モデル、使い放題モデルの広がり
上の映像は、Amazonが準備を進めている月額9.99ドル(約1000円)で電子書籍やオーディオブックが読み放題のサービス「Kindle Unlimited」のPR動画。実際どのようなカテゴリーの本がどれくらい読めるようになるのか?でそのインパクトも変わってくるとは思いますが、いずれにせよ、要注目サービスです。
電気に水道にガス。私たちの生活の中で必要不可欠なもの、基本的人権に関わる重要なものは、基本料金と従量課金で支払ってきました。電気代にしても、基本料金を設定し、そこから更に使った分だけ毎月支払います。
そして今後、定期購入型や使い放題のモデルは、あらゆる分野に普及し、多様化する私たちの生活において”インフラ”の如く広がっていくことでしょう。
高度情報化社会の中で情報を収集し、日々迷いながら決断し、決済していく。有限な人生において、この”取引コスト”をできる限り下げて行きたいという思いは、口には出さずとも誰もが持ちやすい欲求です。この労働及び時間的コストが、低額な課金費用を上回っていく。
結果、自身の生活や状況、好き嫌いの変遷などにより、経済的で適切なサブスクリプションモデルを自分の生活に導入していくようになります。それはあたかも、私たちが状況の変化によって、携帯の料金プランを変更するようにです。静かに、そして深くこのモデルは社会に普及していきます。