自然や野生の鳥と共生する未来都市を目指して、興味深い取り組みです。
「Printednest」は3Dプリンタで作った鳥の巣箱を設置していく世界的なネットワーク。
巣はオープンソースなので、誰もがデータをダウンロードし、Dプリンタで造形できます。基本デザインもクールですね。
このように、窓に設置します。カスタマイズもできるので、カラフルな巣にすることも可能。
なんとも良いのが、鳥が居住してくれると、内側からそれを眺めることができること。動物好き、鳥好きはもちろん、子供達のはしゃぎっぷりは目に浮かびます。
人間と自然との共生。21世紀の私たちの姿勢は、私たちの住む街、住居にこそ現れてくるものです。
現在、7カ国25都市に広がっていますが、日本はまだですね。チャレンジし、見事に鳥が住み始めた方、是非ご報告ください。
このネットワーク、世界的に広がりそうな予感がします。
街のリアルタイム評価というトレンド
「Nomadlist」は、パソコンがあれば仕事ができる人達が、どの地域で仕事をすると良いかを示すランキング。
1ヶ月住むのにかかる費用、気温、インターネットの速度が掲載され、人気都市が上位からランキングされています。
ちなみに、現在は、1位はタイのチェンマイ(生活費66,649円/月)、2位は台湾の首都・タイペイ(生活費111,612円/月)、3位はブルガリアの首都・ソフィア(生活費154,937円/月)ですね。
ちなみに、東京はノマドコストが約25万円かかり、ランキング上位ではありません。また、サンフランシスコは49万2,000円。やはりコスト高し。
Nomadlistに表示されるのは、まだ住むコストや気温、ネット環境くらいです。が、今後はもっと詳細な指標が表示される仕組みが登場してきそうな予感。OECDも国ごとに地域の幸福度を分かりやすく示す取り組みを行っていますが、こういったトレンドはより細かく大きく広がりそうです。
【参考】
・地域の幸福度を分かりやすく示すOECDの取り組みが、更に進化することを期待
地域の子育て環境や自然との共生度、他者の受け入れ度、幸福度なんかが細やかに変動する「ソーシャルハピネスマップ」のようなシステムが出てくると、注目を集めそうですよ。こんな中で、今回ご紹介したPrintednestのような自然と共生することをコンセプトとするムーヴメントは、様々生まれてきそうです。いずれにしても、興味深いトレンドです。