Foursquareが、場所の共有サービスからローカルスポット推薦エンジンにピボットをして話題を集めています。こちら系のサービスは、カルチャーとして根付くと大きなインパクトを広げそうですよ。
ということで、今回ご紹介するのは、地域で行われるイベントを表示し、参加の予約もできるアプリ「Vamos」。私自身、地域のイベントが、どこでいつ行われるか、全く把握していません…。夏は、花火に盆踊りなどいろいろなものがあり楽しい季節なんですけどねぇ。
こういうアプリにたくさんの地域イベントが登録されてくるようになれば、利用してみたいと思っています。もちろん、旅にも最適です。
アプリを開くと、リアルタイムで今自分のいる地域のイベントが表示されます。フォローしている友人が参加するイベントなどもチェック可能です。また、Instagramと連携しており、イベントの写真を見ることも。このイベントに顔を出してみようか、どうしようかを決める格好の材料になります。
ちょっと時間があったら、「リアルタイムで行われている近くのイベントへ行ってみる」というカルチャーができるのか。映画館もショッピングも、本屋もいいですが、そんな選択肢が生まれたら素敵ですね。イベントを主催する人が多い人にとっても、興味深いトレンドでしょう。
Vamos – The Event Guide from Jonas Jansson on Vimeo.
インターネットは場に向かう
PHOTO: Natural tunnel of love formed from Shutterstock
ここ10年間、「情報空間を制したものが、ビジネスを制する」という雰囲気が広がりました。そして、実際にそういう側面がありました。
そして、今度は、場を制したところがインターネットを制します。
インスタントメッセンジャーアプリ・LINEの台頭も、見方を変えれば、自身のいる「場」の便利さやエンタテイメント性を強化してくれるコミュニケーションツールです。
そのリアルの場の「空気・文脈を強化する」、「可能性を解放する」、「再構築する」ことが今後重要な視点となり、そこには潜在的な機会が多く眠っています。ウェアラブルデバイスの普及が、さらにこのトレンドに拍車をかけることでしょう。
先日ご紹介した誰もがツアーコンテンツを作成・提供することのできるリアルタイム観光ガイドアプリ「Detour」もまさに「場」に新しい文脈を作り、その可能性を解放しようとするサービスですが、Twitterでは次のようなコメントをいただきました。
面白すぎる取り組み。地方こそ提供できるものがたくさんある様に思う→»誰もがツアーコンテンツを作成・提供することのできるリアルタイム観光ガイドアプリ「Detour」 Social Design News http://t.co/ylvaQhY5x5
— Lina Kurihara (@Lina629) 2014, 8月 6
まさに、ですね。地域の場の潜在力が、広く解放されゆく可能性が眠っています。「インターネットは場に向かう」これからの最重要トレンドの1つです。