都市部では、かなり重宝されそうですよ、このサービスコンセプト。
「Roost」は、駐車場や自宅の空きスペースを貸したい人と、借りたい人をマッチングするサービスです。
まずは、住んでいる地域を検索窓に入れて、屋内外の収納スペースや屋根のある駐車スペースか、ない駐車スペースかにチェック。また、そのスペースの大きさと借りる期間についても選択をしてサーチをかけます。
マッチングした借り手と貸し手は、チャットを通して連絡を取り合い、取引開始。
取引の安全性を確保するため、貸し手の評価やレビューが掲載されており、収納するアイテムには、基本的な保険もかけられていきます。
ちなみに、マッチングが成立した場合、Roost側が最低5ドル、もしくは15%の紹介料をとる仕組みになっています。借り手にとっては安く収納スペースを広げることができ、貸し手にとっては収入源となる。参加メンバーが増えれば、都市部のインフラのように機能することでしょう。
共有のカルチャーと規制について
PHOTO: Colorful clothes hanging in wardrobe from Shutterstock
都市部に住んでいて、収納に頭を悩ませている人は多いはず。うちもそうなのですが、マンションに住んでいて、子供がいれば、収納に関してはいくらあっても足りません。大きめのおもちゃが登場すれば、一気に部屋が狭くなり、もうすぐに収納の問題で頭を悩ませるわけです(笑)
となれば、結局のところ、もう少し広いところに引っ越そう!となるわけですが、その引っ越し費用だってバカになりません。
そんな時に同じマンション内やその近くにある収納スペースを借りることができれば、相当便利さが増す可能性があります。日本人の場合、最初は抵抗を感じる人も多いでしょうが、少しずつカルチャーとして浸透していく可能性は大いにあるでしょう。
また、細かな規制の問題等の議論もあるでしょうが、”それを使って大きくビジネスを展開する”という場合を除き、”個人が個人に小さく何かを共有する”という範囲内においては、許容されてくる可能性が高くなっています。いずれにしても、注目をしていきたい動きです。