こういう動きは、やはり米国からスタートしていきそう。
クラウドファンディングサイト大手Kickstarterで「Tomato Sushi」が注目を集めています。ご覧いただいて分かるように、著名なシェフが開発したマグロそっくりなトマト寿司。
はい、このように酢飯での上にのせれば、見た目はほぼマグロの赤みです。
一度は食べてみたい!と思わせますが、日本人が食べた場合、「やっぱり…マグロではない。…トマトだよね…」という落ちは十分にありえます(笑)がしかし、マグロを生で食べる文化のない海外においては、支持される可能性は十分にありそう。
一時的な注目だけでなく、リピートされていくような美味しさを持っているかがポイントですが、味は保証付きというところが一つの売りとなっています。今回はこのトマト寿司の生産能力拡大のために、資金調達を行っています。実際の商品はこのような感じ。
封を切った段階では、まさにトマト!です。
お寿司としてのパッケージング販売もこのように行われています。
マグロの乱獲問題への配慮も、この商品の価値訴求のための1つの切り口となっています。これからのお寿司の概念は、様々な文化的背景の中でより柔軟に拡大していくのかもしれません。
文化を再パッケージ化して、世界に問う
http://blogwatawata.blog.fc2.com/blog-date-20130726.html
ちなみに、寿司の本場、日本においても、トマト寿司たるものは意外と作られていたりするようですね。
ビーガン寿司、ベジ寿司というカテゴリーの中で食べられていたりするようですが、味や満足度という意味でどこまで昇華されているかは未知数です。
今回の例からも感じることは、日本の文化を海外に広く打ち出すために、Kickstarterのような海外のクラウドファンディングを利用する選択肢を考えていけるということ。
日本の文化をよりクールに再パッケージ化して、世界的なクラウドファンディングにてその可能性を問うてことは、世界展開の第一歩となると同時に、その商品に再び息を吹き込む行為となります。
世界にまだまだ知られていない日本文化が、広くに知られていくことを切に願いながら。