世界は今”移動”の大変革期。その変化は、馬の時代からクルマの時代になるよりも、はるかに高度かつ繊細で、いずれ私たちの生活を覆い尽くしていくことでしょう。
ライドシェアプラットフォーム大手Lyftが、新興ライドシェアサービスHitchを買収しました。
Hitchは、同じ方向に移動する人をマッチングし、相乗りを価格を劇的に安くするサービスでした。
【参考】
・料金はUberやLyftの半額以下。車をバスのように使えるライドシェアサービス「Hitch」
今回、UberがUber poolという同じようなサービスを開始したため、LyftとHitchが手を組み、この流れに対抗をしていきます。
現在米国において、道路を走る車の78%以上が、たった1人しか乗っていない車両。先進国と呼ばれる国であれば、どこも同じような状況でしょうが、今後この流れにストップがかけられていきそうです。
自動運転の波も控えていますし、もしバスに近い価格でライドシェアが普及すれば、世界の移動は劇的に変わるでしょうね。
日本も、規制緩和が進みいずれ広がっていくのでしょうが、そうなると、JRもはうかうかしていられないでしょう。
人が集まるところに相乗りサービスあり
Lyftがメジャリーグベースボールと組んで、ライドシェアのPRを開始しています。
「ホームラン」と入力して登録すると、新規ユーザーは最初の乗車が無料(最大25ドルまで)となります。
これは熱いでしょうね、同じ球団のファン同士が、ライドシェアで帰るわけです。交通費を安くできるだけでなく、そこにはファン同士の新たな出会いがある。できるだけ、敵チームのファンと相乗りしないような何かの工夫が必要かもしれませんが(笑)MLBとしても、ファンコミュニティーの強化につながるわけで、願ったり叶ったりでしょう。
今後、野球やサッカー、F1に競馬、またミュージシャンのライブなどなど、人が集まるところには、ライドシェアサービスあり、という社会が出現してきそう。益々目の離せない相乗りプラットフォームの進化・発展です。