とにかく寝れればいい。そんなニーズに深く呼応するように生まれ広がっているサイトがある。
「hovelstay.com」は、格安の寝床が多数登録されている、Airbnbと同じ宿泊所のマーケットプレイスだ。”アンチラグジュアリー”というコンセプトが示す通り、面白い寝床がたくさん登録されている。
例えば、こちらはキャンプ場のツリーハウス。1泊5ドル。
こちらの木の小屋は1泊11ドル。
見た目は恐いのだが、中を見ると寝床はしっかりしていそうだ。
また、こちらは樽のような空間を寝床とするホテルで、1泊31ドル。
元々は、学生向けにと立ち上げたサービスだったが、一般人からみるみるうちに支持を受けて拡大し、現在、120万ドルの資金調達をしている。
ちなみにhovelstay.comには、99ドル以下の宿泊所が登録されいて、普通に快適そうな物件もたくさんある。”格安物件が登録されているAirbnb”として世界的に認知されていくかどうかに注目だ。
新時代の宿泊ムーブメント
PHOTO: Door of a traditional wooden house, Japan from Shutterstock
IターンやUターンの選択肢は、クモの糸のように社会に垂れ下がっており、横目でチラ見をしている若者は多い。
最近では、IターンやUターン向けの転職支援サービスも大々的にお目見えし、その熱は時代の奥深くで変わらずに煮えている。
それと同時に、空き家の大問題もあるのだが、この2つの相性はかなり良い。Iターンにはやはり勇気がいり、多くの人は、旅行がてら何度かそこに行ってみたり、仕事や住処のことを考えて考えて悩んでみて、始めて決断するものだ。
つまり、その最初の一歩を示すために、地域の空き家に気軽に宿泊してもらえる選択肢があるのは良いだろう。こういった動きは厳密に言えば、法的な問題があるのだろうが、是非、それらを後押しする方向で国には動いてもらいたい。
また、このような”新時代の宿泊”を管理・サポートするようなサービスは、日本においても高い支持を受けると確信をする。この辺りには、まだまだ大きなチャンスが眠っている。