骨董などの製品は、価値が分からない人にとってみればただのゴミ…。結果、人類の資産とも呼べるようなものも、この瞬間に何気なく傷つけられ、時に捨てられている…。
しかし、こういった問題も、インターネットの力によって解決の糸口を見つけていけそうだ。
「Price-Guide」は、アンティークをいくらで売れるかを調べて、製品を売買するためのプラットフォーム。
これまでこの分野は、完全なる専門家の領域であり、TV番組・なんでも鑑定団のような手間をかけなければ、そのものの本当の価値を知ることは難しかった。そういった中、Price-Guideは、Wikipediaのような集合知によってこの問題を解決しようとしている。
更に、アンティーク好きに製品をうまく告知していくため、登録者はグーグルアドセンス経由で、広告を打つことができ、広告費用の半分を受け取れるようになっている。日本においても、こういった取り組みはなされていくべきだろう。
相対的な価値を再分配するトレンド
PHOTO: in the palms flower seedlings from Shutterstock
価値のほとんどは、常に相対的な関係性によって決まる。これは、私たちが常に意識していかなければならないことだ。
アンティークのような極端なものだけでなく、自分が持っているゴミだと思っているものにも、人によっては価値がある。旦那にとって、価値のあるものでも、妻にとって価値のないものはたくさんある(笑)
現代に起こっている情報革命は、この価値の相対性にアプローチをかけている。必要なものを、必要な人のところに届ける。これが今までは、あまりにも難しかった。
よって、価値は、これまで常に一律に表現され、理解されてきたという歴史がある。しかし、これからは違う。この価値の相対性を見つめながら、常に最適に分配することが、これからの巨大なトレンドとなる。