2015年、バーチャルリアリティは、いよいよマーケティングの主流に躍り出る。
ボルボは発売した「Volvo XC90」で、世界初のバーチャルリアリティ・テストドライブを行うマーケティングを展開した。
グーグルの紙製・VRゴーグル「Google Cardboard」とスマホアプリ「Volvo Reality」で、どこにいても試乗体験ができる。
このマーケケティングを行った結果、限定バージョン1927台が、オンラインにてわずか47時間で完売したという。
このような先行事例から、バーチャルリアリティマーケティングは、今後大きな注目を集めていくことだろう。
誰もが気軽にVRマーケティングを行う時代へ
バーチャルリアリティーマーケティングというと、少し敷居が高く、大手企業が行う施作のように思われるかもしれない。
しかし、簡単にシンプルにバーチャルリアリティ映像を作るためのサービスも生まれてきている。
「Video Stitch」は、360度方向の映像を撮影するカメラと、それを球体の映像に加工するためのソフトェアを提供している。その価格は、カメラとセットで購入しても20万円程度だ。
日本においても、旅行先を決める際にVR映像を利用する取り組みが始まっているが、企業はもちろん、今後NPOや自治体などもあらゆるところが、バーチャルリアリティー映像を配信する時代がもうすぐそこまで来ている。