“お茶を再発明する”という大きな看板を掲げるブランドがある。
「August Tea」は、新たな紅茶とその飲み方までをトータルにプロデュースする会社。米国では、食事におけるお茶の位置は非常に低いようだ。そこを革命することを目的としている。
通常、紅茶を飲む場合、ティーポットにまとめて淹れ、それをカップに注いで飲む。しかし、August Teaが提案するスタイルは、ワンカップごとに丁寧に完璧な紅茶を淹れる方法。まさに1杯1杯、コーヒーを淹れるようにである。
その方法についても、誰もがチャレンジできるように写真で分かりやすく解説している。
またお茶は、ワンシーズンごとに5つの種類を提供する。2014年秋、2014年冬といった感じで、その時に取れた最高の材料でブレンドしたお茶を提供する。
ちなみに、こちらのお茶は、有機大麦とココアの殻とアニスのハーブティー。どんな味がするのだろうか…。
私たちが日々飲んでいる”緑茶”についても大きなチャンスがありそうに思う。”食後のコーヒー”の地位は不動であるが、日本茶にもまだまだチャンスはあるだろう。
王道の緑茶はもちろん、若年層や外国人に美味しいと思われるような新たなテイストやフレイバーも考えていけるだろうと思うわけだ。先日とあるところで、見つけたのは、”カフェインの多い緑茶”。コーヒーの代わりにどうぞ、というわけだ。
私たちは、良い伝統は残しつつも、この変化の激しい社会の中で、新たな取り組みを行う必要がある。新たなお茶ブランドの可能性は、日本にもまだまだ十分にある。