2014年は、遺伝子検査元年。大手IT系企業が相次いで参入し、安いプランであれば1万円程度からの検査も可能になった。
ただ、このようなバイオテクノロジー関連の事業は、一部の大手企業や科学者のみに許された特権かのように思われている。しかし、これからはそうではない。オープンサイエンスのトレンドは今世紀最大のトピックの1つなのだ。
もちろん、法的な問題含め、そこから派生していく様々なデメリットを考慮し、議論を重ねていく必要はあるだろうが、現時点でも誰もが無視できないトレンドとなりつつある。
「Open qPCR」は、誰もが簡単に、病原菌の有無の確認や遺伝子検査を行えるデバイス。 価格は、1,999ドルから。
カラダの特性、健康状態が自動的に分析され、USB経由でデバイスにつなげれば、マックやウィンドウズのPCからデータをビジュアルで確認することができる。
このようなデバイスの普及及び利用から、これまでにない製品やサービスが無数に生まれゆくことだろう。その1つは誰もが頷く”パーソナライゼーション系”のそれだ。遺伝子検査の民主化によって生まれる新たな製品・サービスには要注目だ。
【クエスチョン】
・遺伝子検査の民主化が、長期的には、自身の仕事にどのような影響を及ぼすものか、考えてみよう!