新たな金融システムで、地域のお店の発展に挑もうとする動きがある。
米国発の「Credibles」は、お店で商品を購入する前に、応援を兼ねて、事前に支払いを行うサービスを提供している。クラウドファンディングと言ってもいいかもしれないが、より分かりやすく言えば、小さなお店がプリペイドシステムを導入するということだ。
支援者は、Facebookでログインして、決済はPaypalで行う。例えば、地域のレストランの220ドル分の食事券を220ドルで購入できる。顧客にとっては、10%分もお得なわけだ。
そして、お店側はその前払い状況をアプリで管理できる。どのお客さんに、どれだけの前払い分があるかを確認し、買い物の際にそれを割引いていく。
通常のクラウドファンディングとちょっと違うのは、そのプロジェクトに対して支払うだけではなく、その”お店”を応援するという側面があることだ。
シンプルなシステムに見えるかもしれないが、ポイントカードの発行よりも、お店側にとっても顧客にとっても、お互いのメリットは大きい。
例えば、小さなお店の資金繰りは決して楽ではない。よって、設備投資含め、何かに挑戦していこうと思えば、補助金か、融資か…というのが現実である。
しかし、前払いのシステムの導入は、このような思い切った投資の機会も増やしていく。地域創世が謳われる昨今、地域を支えるシステムが、あらゆる側面において広がることを願うばかりだ。
【クエスチョン】
・Crediblesのようなシステムが、自分の地域に与える影響力を試算してみよう!