「所属するコミュニティーをどこにするか」
この問いには、重要な命題が眠っている。企業がどういうビジョンを持つか、また人であれば、どのように生きるのか、というところにまで直結する問いだ。
スタートアップや各個人が、地域のボランティアなどを通して、NPO等と連携を深めるサンフランシスコ発のネットワーク「Startups Give Back」は、これまでにないつながりを生みはじめている。
企業や個人が、地域のゴミ拾いなどのイベントに参加する中で、地域性、社会性、公益性を考える組織や個人とつながりを深める。こういったネットワーキングプラットフォームは、これまでありそうでなかった。しかし、時代の要請なのだろう、登場するべき時に登場してきた。
今、スタートアップのネットワーキングというと、貨幣経済圏の力学で動いているものがほとんどだ。そこには”短期的な損得”の世界観が中心に据えられていることも多い。しかし、今後こういったネットワークは多様性を帯びる。
志を高く持ち、公益性に強い意識を持つ企業、人が集まるネットワークが、本格的に広がっていくのはこれからだ。
【クエスチョン】
・スタートアップもNPOも混じり合えるこれまでにないネットワーキングプラットフォームを考えてみよう!