上の動画は、一流大学の講義を無料で受けられる教育オンラインプラットフォーム
「Coursera」についての動画です。(是非、下部の翻訳ボタンを押して、日本語でも
確認してみてください)
スタンフォード大学、プリンストン大学、ペンシルバニア大学など米国の一流大学が
参加し、これまでに、理工系分野を中心に43の講義コースが提供され、190ヵ国で
68万人が受講しているようです。
上記の動画にあるように「Coursera」は、受講生が、自分のペースで深い理解を
しながら勉強を進めていけるよう、様々な工夫を施しています。たとえば学習用の
動画は、10~15分単位に分割されています。
また各動画には、一方的講義だけでなく、小テストなどアウトプットが
盛り込まれているので、より理解度を深め、効果的に学ぶことができます。
現在「Coursera」だけでなく、と1万1000以上のコースを扱う「Udemy」や、
マサチューセッツ工科大学&ハーバード大学が開発した「edX」などがあり、
このソーシャル・ラーニングサービスの潮流は益々大きくなってきています。
ソーシャル・ラーニングは未来の教育の本流
現代の大学の淵源は、イタリアのボローニャ大学をはじめ、中世ヨーロッパ
に誕生した大学にあると言われています。この時代から約1,000年ぶりとも
言える教育界の革命が、このソーシャル・ラーニングの潮流なのではないか
と思います。
「いつでもどこでも、無料で最高の教育を受けることができる」
このコンセプトは、人類の師と呼ばれる人たちが、長年望んで止ま
なかったことでしょう。
2012年8月段階の日本では、まだまだこのソーシャル・ラーニングの
流れは、一般的ではなく、旧来の価値観の中では「経済性」(学校経営など)
の問題からなかなか捉えきれない部分もあるかもしれません。
しかし、間違いなく日本でも多くの国民に理解され、爆発的に広がる
ティッピングポイントが近い将来にやってくると感じています。
子供達はもちろん、私たち大人も「生涯教育」の時代を生きています。
この潮流は、人類全体に大きな果実をもたらす可能性を秘めています。