サーバーから発せられる熱を利用して暖房にするオランダ発の「Nerdalize」は、エネルギーコストを最大55%まで削減できる。このように、熱利用を最適化するためのトレンドは、興味深いものがある。
ご紹介する「ZEF」は、Zero Energy Furniture(ゼロエネルギー家具)の略。最初に発表する製品は、暑い時には熱を吸収し、寒くなったらその熱を解放して、部屋の温度を快適に保つデスクだ。
表面は木材、内側はアルミ素材で設計。摂氏22度を越えると、デスクが熱を吸収し涼しくなり、部屋が寒くなってくると、その蓄積した熱を解放して部屋を温めるという構造だ。
部屋の中でエアコンを付けているような場合、そのコストを30%ほど削減できるようという。
快適な室温を保つというのは、意外と大変だ。例えば、5月のような最も快適な季節であっても、昼間は夏のように暑くなる日があったり、夜は急に肌寒くなってしまうこともある。
しかし、その都度、扇風機を付けたり、暖房を付けたりするのは大変。よって、着る服によって調整するわけだが、もし、このような室温調整家具のようなものがあれば、より快適に日々を過ごせることになるだろう。
こちらのテーブルは、年内発売を予定しているという。もはや「エコ」と「快適さ」は、両立困難な相対するの概念ではない。
【クエスチョン】
・「よりエコでより快適」をコンセプトに、自社商品をワンランクアップさせるアイデアを考えてみよう!