空いている場所は、とにかくできる限り共有をしよう。そのトレンドは止まることを知らない。
Airbnbが夜宿泊するための空き部屋を予約するサービスだとすると、英国発の「Vrumi」は昼間空いている部屋を予約し、利用できるサービスだ。
昼間の家は夜よりも空きがちである。リモートワーカーは増えているが、まだまだ会社に週5日通うワーカーの方が、はるかに多い。
一人暮らしや共働きであれば、昼間自宅には誰もいないということも多いわけだが、そういった場合にVrumiを通じて部屋を貸していくわけだ。
1週間で10時間、5ユーロ/時で部屋を貸し出すせば、年間2,500ユーロが入ってくる。日本円にしてみれば約34万円ほどとなるが、バカにできない金額だ。旅行はもちろん、起業資金、子供の学費としても大切な資金になる。また、部屋を日々キレイにしようという意識が高まる面も悪くない。
また、昼間部屋を利用する人は、ワークスペースとしてはもちろん、打ち合わせや取材、時に昼寝の場などとして利用されていくのだろう。その人のライフスタイルに合わせて、空いた空間は、広く共有されていくようになる。