ちょっとしたラテアートに感動した経験のある人はどれだけいるだろう。ラテアートとは、ラテの上澄みを利用して描くアートである。
実際に見たことはなくても、写真等で見て、驚いたことのある人は少なくないはず。
参考:http://news.mynavi.jp/news/2013/09/27/083/
「Ripples」はそんなラテアートをプリントすることのできるデバイスである。スマホを経由し、様々なデザインを選択することができる。既存のものだけでなく、独自の画像をアップロードし、それを利用することも可能だ。
このようにデバイスの上にカップを置き、それが上昇しラテの表面に印刷が行われていく。かかる時間は10秒以内。
高い精度で、ラテアートが製作されてくる。
価格は1台999ドル、年間のサポート費用は75ドルである。決して安くはないが、もし立体型のラテアートまでプリントできるようになれば、ブレイクの可能性も出てくるのかもしれない。
コンビニコーヒーにより、出来立ての美味しいコーヒーは民主化された。結果、今後カフェはどこに価値を置いて行くのか?という問いが浮上した。地域のお店は、日々進化が求められている。
ヒントとしては、顧客との関係性のさりげない強化であろう。例えば、一緒に来店予定の友人の写真をお店側に送っておいて、顔写真の入ったラテをプレゼントすることができたらどうだろうか。ちょっとしたサプライズであるのと同時に、その場(カフェ)が思い出の場所に変わる。
地域のカフェ、喫茶店が、いつまでも元気に残り続けてくれることを願っている。