観葉植物の水やりが大変な季節だ。そして、それに伴う緑の成長を見る時、植木ポッドの小ささに心を痛めたことのある人は少なくないはず。
ロンドンのクリエイティブスタジオ「Ayaskan」が開発した植物ポッドは、ご覧のように、サイズを簡単に変更できるポッドだ。
日々成長する植物に合わせて、大きなポッドに土ごと入れ替える作業は手間だ。慣れていない人は、特にそう感じてしまうだろう。しかし、それをほおっておくのも心苦しい…。
であれば、ポッドを入れ替えることなく、より簡単にサイズを大きくすることができたなら…。この発想から展開されたアイデアは、人間と観葉植物の関係性をより良くする。
現代のあらゆるイノベーションは、人間との新たな関係性の再構築の中で生まれている。この製品の開発のプロセスを思う時、機能性発というよりも、そこにはまさに人間と観葉植物のより良い関係性という、発想のプロセスがあったのではないか。
白の幾何学系のデザインも素敵だ。私たちと自然のより良い関係性は、まだまだ追求の余地が大きい。