Airbnbはただの宿泊プラットフォームではない。企業や団体が、PRイベントを兼ねて利用するプラットフォームとしても進化してきている。
パリの水族館・Aquarium de Parisが、4/11、4/12、4/13と水槽の深さ10メートル付近に作った空間に泊まる企画を発表した。しかも、その水槽に泳ぐのは、35匹のサメである。
360度水槽の中を見渡すことができる空間に、2人一組のペアが3日間で3組泊まるという企画。
水族館として万全の安全性を確保しながら、利用者にもフラッシュをたく写真を撮らないなどルールが設けられている。それでもこの光景を本当に目の前にした時、楽しめる人とそうでない人はいるかもしれない。少なくとも、一生に一度きりの経験になることは間違いない。
ちなみにこの企画は、自分自身のことと、なぜこの部屋に泊まりたいのか?のショートエッセイを書いて応募するというスタイルを取っている。
同じような事例としては、美術館がゴッホの書いた絵と同様の部屋を作り、Airbnbに登録するというPR事例も出ている。Airbnbは、単なる民泊プラットフォームではない。地域の文脈を宿した場所に根ざす”一回性”(たった一度きりの体験)を提供するための万能のプラットフォームとして進化を続けていく。
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