メイカーたちが、ものづくりを共有し、交流することを目的としたDIYの祭典「Maker Faire Tokyo 2012」が下記の日程で開催されます。
日時:2012年12月1日(土)12:00~17:00、2日(日)10:00~17:00(予定)
会場:日本科学未来館 企画展示ゾーン(1階)ほか 東京都江東区青海2-3-6
入場料:前売:大人 1,000 円、18歳以下 500円
当日:大人 1,500 円、18歳以下 700円
※ 小学校未就学者は無料
出展するメイカーは、エンジニア、アーティスト、教育者、ホビースト、学生、企業など非常に多岐にわたるそう。クリス・アンダーソンの書籍「Makers -21世紀の産業革命が始まる-」が発売され、日本でもメイカームーヴメントが巻き起こる中、今年はかなり盛り上がりそうですね!
ちなみに、出展者情報は、これだけでも「メイカーズカタログ」として価値がありそう。
興味深い内容がいろいろ書いてあり、ワクワクですね。
単純労働は、大資本がなくてもオートメーション化できる
photo credit: sigma. via photopin cc
ものづくりの歴史において、影響力において最大級の出来事が、言わずと知れた「産業革命」です。
1779年、糸の生産を自動化した「ミュール式紡績機」がイギリスで発明されました。そしてこの装置により、初めて「単純作業」をする労働者が誕生したのでした。食べ物を作るわけではなく、職人になり技術を身につけているわけでもなく、給料をもらい生活する人達です。
そしてこの200年は、分業された単純作業をする労働者が、どんどん増え続け、社会の主流となりました。しかし、テクノロジーの進化により、この流れが仇となってしまいます。つまり、単純労働は「機械」や「ロボット」に簡単に置き換わってしまうのです。
オートメーション化は、人類から「分業作業」という仕事をどんどん奪っていきました。そして今、大資本、大企業による極限的な分業による単純労働の世界が、瞬く間に崩れ落ちようとしています。
一方、一部の人達は「今は大チャンスだ!」ということに気付き始めました。もはや「働く」「事業を行う」にあたって大資本がボトルネックにはなりえないことを知ったのです。テクノロジーの発展により、単純労働は、大資本がない個人やチームでも容易にオートメーション化できます。または、安い価格でアウトソーシングできます。
このメイカームーヴメントは「新しい働き方」を支える大トピックです。
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