こちらはクラウドファンディングで資金調達を成功した製品専門のECサイト「Tiny Lightbulbs」。
クラウドファンディングでの資金調達できても、製品化してから成功する事例はまだ多くありません。その問題を解決、支援するために生まれたのがTiny Lightbulbsです。
創業者のマクラクラン(MacLachlan)氏は、「SoundJaw」というiPad専用のアンプの制作し、Kickstarterで455人の支援者から目標金額の165%にのぼる1万ドル(約80万円)を集めました。
しかし、そこからはあまり注目されなくなり、マクラクラン氏は辛い思いをしました。それがきっかけとなりTiny Lightbulbsがローンチされています。もちろん、SoundJawもTiny Lightbulbsの中で、このように販売されています。
さすがクラウドファンディングで資金調達を成功した製品群だけあって、サイトを見ていてもワクワクしますね。
日本でも、クラウドファンディングが広がる中、「クラウドランディング成功後の支援」は、とても重要なキーファクターになってくると思います。
21世紀の生産社会におけるビジネスチャンス
今、世界のメイカーが抱えている問題の1つは、大量生産と手作り商品の間の製品をどのように商品化していくかが分からないということです。
需要が少なく手作りでまかなえるものに関しては、それで問題ありません。また、大ヒットとなった商品に関しては、大手製造委託会社と組めばいいわけですね。
しかし、そういった大手製造委託会社に委託するまでの需要がない商品を、継続的に作る場合の明確なステップが分かりません。
そして、ここに事業チャンスがあります。(図参照)手作りビジネスからヒットしたものや、大手製造委託業者に依頼するほどではないが、それなりの量の製造が必要とする場合ですね。
今後、日本中にメイカーが生まれ、新しい製品がたくさん出てくる。つまり、手作り品ではダメだが、大量生産品にするまでにはいかない、という製品がたくさん生まれてきます。
そうなると、このような製品の生産・販売をサポートするサービス、または自社でそのような商品を開発できるところに大きなチャンスが生まれてきます。
ここに、日本の製造業の生き残りの道の1つがあります。