おお〜!これは未来型の地産地消かもしれません。
農家向けに販売・伝票管理などのクラウドサービスを展開してきた”Farmigo“が、野菜やお肉、乳製品などの大口注文を農家に代わってネットで受けるサービスを始めました。
Farmigoは、米国25州にまたがる300以上の農家と提携しています。注文をする消費者は所属するコミュニティ(職場、学校、地域コミュニティー)をサイト上で特定し、地域の農家の新鮮で安価な食材を購入することができます。
現在農業や畜産業は、流通コストの問題、環境及び農薬の問題、経済的疲弊など課題はたくさんあります。
よって、新鮮さや健康配慮にかける食品を食べているのが現代人。
その問題を解決するのが、このFarmigoのサービスです。
注文をする場合、まずは郵便番号を入れて、近くの農家や受け取れるコミュニティーを探し、注文を確定します。
注文した食材は、毎週決められた日に、職場や地域のコミュニティで受け取ることができます。
野菜などは収穫から48時間以内の新鮮なものが、安価で届くとのこと。
週末、新鮮な食材を買うために重い荷物を抱えながら、走り回る必要はありません。そして野菜を作った人の顔も分かり、住んでいる地域も環境にも優しい食材が食卓に並びます。これは嬉しいですね〜。
全編は、こちらの動画でご確認ください。
ちなみにFarmigoはオーダーごとに10%の手数料を得る仕組みになっています。農家は、諸経費をのぞいた売上の80%を受け取ることができ、従来の販売で得る9%〜20%という数字から比べると考えられない大きな利益が得られます。この辺りも革命的ですね〜!
これからの地産地消と中規模販売モデルというチャンス
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ある農業関連事業を幅広く手がける方が、このようにおっしゃっていました。
「大規模農業の流通モデルは、生協を始め存在しています。また、個別宅配のモデルも、大地を守る会さんやらでぃっしゅぼーやさんがありますね。しかし、中規模の流通モデルはまだ確立されていません。これからここに一つのチャンスがあるのではないでしょうか」
まさに、このFarmigoのモデルは、この中規模流通モデルであり、しかも地産地消型という地域にも環境にも優しい仕組みです。
また、日本ではこれから益々高齢化が進み、買い物の利便性向上、最適化という問題が大きくなっていくはずです。こちらは、地域や環境、健康のために買い物をできる仕組みなので、日本で展開されても大きな可能性を持つものと予想されます。
この辺りの流れにも目が離せませんね。