CoffeeMeetingやソーシャルランチを筆頭に、ソーシャルメディア上で知り合った人と実際に交流できるサービスが増えてきていますが、オランダの航空会社KLMの飛行機に乗るときにもそれが可能です。その名も「Meet & Seat」。もちろん日本の路線でも!
インターネットで航空券を予約するときに、他の乗客のLinkedInやfacebookなどのプロフィールを見て、隣に座りたい人を選ぶことができます。もちろん興味がなければ自分の情報を非公開にすればOKです。
このように、出発前にLinkedInやfacebookのプロフィールで登場者の情報を確認できます。
Meet & Seatを使いたい場合は、FacebookもしくはLinkedInアカウントに入ります。
乗車予定の人のプロフィールを確認しながら、ピンとくる人がいれば、
空港で待ち合わせてお茶をしたり、
機内で情報交換もできます。
飛行機を降りてからのタクシーで相乗りできることも(笑)
全編はこちらから。
このようなサービスは、一定のパーセンテージのお客さんは必ず使っていくだろうと思います。
単純な消費社会の文脈での飲食業は苦戦する
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最近、ある会社の経営者の方に、「一番の失敗」を訪ねたところパッと出てきたのは「飲食業への進出」でした。
飲食業への進出は思いつきやすく、誰もが始めやすい事業です。しかし、固定費が高く、在庫を持ち、競合も多く、そして最大のライバルが「家ごはん」ときており、経営難易度が高いのも事実です。
うまくいっているように見える飲食のチェーン店も、他業態を作ろうとしてはうまくいかず、結局はうまくいっている自社の1ブランドをカスタマイズしながら他店舗展開することが多いのです。
そしてこれからは、単純に「安い早いうまい!が飲食店」、「ラグジュアリーな雰囲気で、家では食べられない美味しいものを出すのが飲食店」といった定義では、経営は益々難しくなるでしょう。なぜなら、消費社会は徐々に下降線をたどるからです。
参照)Facebookアカウントから3Dプリントアートを作る!消費社会から生産社会への軌道
最近、流行っている立ち飲み屋さんや激安居酒屋にしても、実は「良い関係性」を構築するために使われるという側面が強くなっています。つまり、飲食業も、もはやLINEやFacebookのように人間関係構築業という側面が強くなっているのです。
よって、今後、Meet & Seatのようなシステムは、新幹線や船などの乗り物はもちろん、飲食店のようなお店にも導入されていく可能性があるでしょう。